★ 名脇役?信吾

 第一話で、ルシファーが「今回限りだろうから覚えなくて
いっか」と言っていたように、当初は一話限りの予定だっ
た信吾。しかし、物語を進める上で、ルシファーとマスタ
ーだけではさすがに間が持たなくなり、必然的に信吾の
続投が決まりました。
 顔をバカっぽく描いたせいか、その言動までバカっぽく
なってしまいましたが、こういうキャラがいると遊びもでき
るし、物語を転がす役割も与えられるので結構重宝しそ
うです。
 何よりも、今後は周りが超人だらけになっていく予定な
ので、読者目線で語れる信吾の存在は、重要になって
くるかもしれません。

 
 

★ マルコシアスは老人?

 今回登場した、オオカミの堕天使マルコシアス。物語中
では自分の事を「ワシ」と呼んでいますが、決して老人の
つもりで描いているわけではありません。
 実は以前、広島出身の若者が自分の事を「ワシ」と言っ
たのを聞き、東京育ちの作者は最初は違和感を覚えたの
ですが、後から「なんかカッコいいな」と思った経験があり
まして。
 いつかこの「ワシ」を使いたいなと思っていたところ、今
回のマルコシアスは義に熱く、フェアプレーを貫く硬派な
堕天使という事で、ここぞとばかりに使ってみました。
 語尾に「~じゃ」等を使用していないので、作者として
は十分若いキャラ(と言っても30代前後の想定)のつも
りなのですが、皆さんはどう感じたでしょうか?

★ ルシファー堕天の理由

 ついに明らかになったルシファー堕天の真実。その理由
に関しては「驕りによる」等、諸説あるのですが、この作品
ではその内の一つ「人間への嫉妬」に、「神を愛するがゆ
えに」という理由をつけたものを採用しました。人間の誕生
に反発したルシファーが、ハルマゲドンの罰として人間と
なる。そこに何らかのドラマが生まれてくる事を期待してい
ます。
 伝承では、ルシファーは堕天した後、「悪魔」として神と
対極に位置するようになるわけですが、この作品ではルシ
ファーを明確に「悪魔」とはしていません。「人間への反発」
「神への愛」を理由に堕天した以上、「だから悪になる」と
いう理屈が成り立たないと思ったので。
 ただし、本人たちがどう思おうと、他者がどう見るかは別
の話。その辺りの苦悩も、今後は描けていけたらなと思っ
ています。