★ トーナメント

 いよいよ始まりました!ギリシャ編のメインイベント、
パンクラチオン!そして、古き良き時代の少年漫画の
お約束(?)、トーナメント戦!
 実は、ギリシャ編で格闘競技を行うというのは以前
から決まっていたのですが、それをトーナメント方式に
するか、それとも「先鋒、次鋒・・・・」のような団体戦に
するかは、最後まで迷っていました。
 当初は、「トーナメントなんて使い古されてるよなあ」
という思いから団体戦にする気持ちの方が強く、「ギリ
シャチーム」対「その他の混成チーム」のような戦いを
考えていました。ところが、いろいろアイデアを練ってい
るうちに、混成チームで出したいキャラが増えてきてし
まい、それに対するギリシャチームがコマ不足になって
しまったのです。ギリシャの男神は結構いますが、作者
的に軽々しく戦わせていい神とダメな神がいたもので。
 そこで、再度トーナメントを検討する事になったので
すが、なるほど、改めて考えてみると、トーナメントって
ドラマ作りに非常に適した形式なんですね。特に、次の
試合までに時間があるというのがポイントで、この時間
の使い方にこそ、作者の腕が試されるのではないかと。
 そんなわけで、誰と誰を戦わせるかも含めて、かなり
頭を悩ませて出来上がったトーナメントですが、良い意
味で読者の期待を裏切る展開になればよいなと思って
ます。

 
 

★ 戦闘シーンのバージョンアップ

 さて、今回からバトルシーンが少し変わっています。
今までは、青(味方)、オレンジ(敵)の流線で攻撃を
表し、小さな衝突は「バシッ」「シュッ」等の擬音のみで、
大きな衝撃は画面を真っ白にするという演出をしてい
ました。ですが、前回の女子グロシアバーラの試合を
描いた際、ボールの動きを表現しようといろいろ工夫し
たのをきっかけに、これらをバトルシーンにも応用して
みようと思い立ちました。
 具体的には、ボールのアタックやシュートの表現を、
攻撃のヒットや物を投げるアクションを描くのに使って
みたのですが、うーん、どうしてもっと早くやらなかった
んだろう(苦笑)。以前より戦闘表現にメリハリが出る
ようになった気がします。
 時間が出来たら、過去の話にも適用させていこうと
思いますが、こうやって見ると、この作品も進化してい
るんですねえ。

★ 解説陣の役割

 パンクラチオン編は戦闘がメインなので、試合展開や
セリフ回しに気を配るのは当然ですが、今回は改めて
解説陣の重要性にも気付かされました。
 戦闘の当事者しかいない場合は、お互いの気持ちや
考えしか発言されませんが、観客がいると第三者的な
視点からの発言が可能になります。置かれている状況
を本人たちが説明すると興醒めしますが、観客が説明
してくれる分には違和感もありませんからね。
 また、戦っているキャラに縁のある人物を解説に置け
ば、そのキャラの過去や隠れた性格など、プラスアル
ファの要素も引き出す事ができます。
 というわけで、パンクラチオンでは「どの試合にどの
解説者を持ってくるか」という点にも気を配っているの
です。