★ アポロンのエピソード

 一話につき最低でも8章は用意する、というのを本
作品のルールにしているのですが、今回、各惑星の
特訓に1章ずつ、ケイローン戦に3章というところまで
は順調にいったものの、残りの3章が非常に苦労しま
した。
 要は、もう一つの試合(ホルスVSオオクニヌシ)に何
章使うかというところだったのですが、オオクニヌシの
ネタばらしが過ぎてしまうと、次のルシファー戦に支障
が出てしまうので、出来れば2章ぐらいで終わらせた
い。でも、そうすると1章足りなくなってしまう。
 そこで、あれこれ考えた結果、意外と描いてこなかっ
たアポロンのエピソードを入れるに事なったわけです。
一回戦はシードで暇だったわけですからね。「最強の
敵」扱いしている以上、少しでも実力の片鱗を見せて
おかないと。ただ、それだけじゃ尺が足りないので、
ガブリエルのお喋りと、マスターの情報コーナーも追
加しておきました。
 しかし、双子のアポロンとアルテミスは、どちらが先
に産まれたんですかね。アルテミスを「姉の」と書くべ
きなのか「妹の」と書くべきなのか、いつも迷うんです。
何となく、今回は「双子の妹」と書いてしまいましたが。

 
 

★ 小惑星キロン

 ケイローンは神様ではないため、アレスに比べたら
強敵ではない、と普通に考えたらそうなるのですが、
それだと準々決勝が盛り上がりません。そこで、ルシ
ファーを苦しめるため、いろいろと用意させていただ
きました。
 まず、それなりの運動能力はありそうなので、「スフ
ィアー破り」の戦略でルシファーの攻撃を無効化。
また、弓矢というシンプルな武器を使うものの、ルシ
ファーも今は人間なので、心臓を狙えば死の危険が
生じるという点を示唆。
 そして、極めつけは小惑星キロン。これは天体の名
前の多くがギリシャ・ローマ神話に由来する事から、
「ケイローンの名前の付いた星があるのでは?」と思
って探してみたところ、やっぱりありましたという(笑)。 
 「小惑星」という、いい感じで強すぎない天体という
のも採用の決め手でした。実際、どういう天体だかよ
くわからなかったので、これについてはもうその場の
思いつきで、レーザー光線とか出させてしまいました。
何かに影響されてる気がしなくもないですが。

★ 絵の線について

 最近、挿絵を描いていてよく思うのが、絵の「線」が
初期のものと違うなという事です。見比べるとわかるの
ですが、初期の線の方がシャープな感じなんですよね。
 考えられる理由は二つありまして、一つは使っている
スキャナーが違うという事。自分は紙にシャーペンで
描いたものを、スキャナーで取り込んで色付けしていく
わけですが、確かスキャナーを今のものに替えた時に、
取り込んだ線に若干違和感を感じたのを覚えてます。
 そして、もう一つ。これがおそらく一番の原因だと思
われるのが「用紙」の問題。そもそも、第一部を描き始
めた頃は「マンガ原稿用紙」というものに絵を描いてい
たのですが、これは割と肉厚のしっかりした紙なので、
シャーペンの芯が食い込んで、仕上がりがシャープな
線になってたんだと思います。
 ただ、その用紙が切れてからは、コストパフォーマン
スの観点から、普通のコピー用紙に描くようになった
ため、それ以来、何となく線が拡散して、もっさりとした
感じになっているのではないかと。
 個人的には昔の線の方が好きなので、用紙を戻して
みようかとも思うのですが、そうなると中盤の絵も描き
直したくなりそうなので、うーん、なかなか難しいかな。