★ ヒルドの投げ槍

 今回はヒルドの戦いがメインになりました
が、改めて武器が投げ槍だった事に少し苦
戦しました。
 当初は普通の槍を想定してたんですが、
北欧神話のオーディンの武器「グングニル」
が投げ槍だった事に気付き、こっちの世界で
は「槍」といったら投げ槍の事なのかなと思
い、ヒルドの方も合わせた形になりました。
 ただ、槍の戦いなら東洋にもあるのでイメ
ージは湧くんですが、投げ槍となると意外と
知らなかったりするんですよね。投げたら戻
って来ないわけだから、普通は何本も用意し
ておくものかと思うんですが、持ち歩いてる
設定だとそれも難しいし。
 というわけで、ヒルドの場合は愚直に「投げ
たら取りに行く」というスタイルになったわけ
ですが、果たしてこれが正しいかどうかは定
かではありません。

 
 

★ 武器・衣装のデザインについて

 アイルランドや北欧の神話では、神々が特
徴的な武器や道具をたくさん所持しています。
あまり小道具を描くのが得意でない作者も、
今回は避けては通れませんでした。
 と言っても、世の中、カッコいい武器や防具
を描ける絵描きはいっぱいいるじゃないです
か。デザインも凝っていて、こんなの自分に
は絶対に思いつかないよなあと、いつも感心
して眺めるばかり。
 そこで、作者は開き直りまして、そういう凝っ
たデザインの武具はその手のプロに任せ、
自分の作品では必要最小限の、よりリアル
に近いデザインに止めようという方針になり
ました。
 「リアルに近い」と言うのは、例えば凝った
デザインの物って、冷静に考えると機能性
に欠けてる場合も多いので、そういう意味で
実用的であり得るもの。
 そして、もう一つは、神話を生み出した人
々の想像力の範囲を極端に超えないもの。
昔の人々は、自分たちの周りにある物を題
材にして神話を作ったはずだから、そこから
あまりにもかけ離れたデザインは扱わない。
とはいえ、「神々は人知を超えた存在では?」
と言われてしまったらそれまでなんですが。
 以上、本作品に登場する武具や衣装の拙い
デザインに対する、作者の言い訳でした。

★ バンシーの叫び

 バンシーの叫び声による攻撃。このモチー
フは、作者も何度か目にした事があります。
最近では、海外ドラマの「スー○ーガール」
に出てくるバンシーがそんな攻撃をしてまし
たし、バンシーでなくても、叫び声の音波で
何かを破壊するというシーンは、そう珍しい
ものではないと思います。
 ただ、手許の資料にも「ガラスを割るほど
の力があった」と記載はされてますが、実際
の妖精のバンシーはそれを使って攻撃をし
たという話はないので、あくまでも創作の世
界での常套手段なのだと思います。
 作者的には、この使い古された攻撃方法を
出すべきかどうか迷いましたが、出すなら出
すで少しオリジナリティを加えようという事で、
相手に合わせて周波数を変えるという戦法
を加えてみました。ルシファーたちが異種混
合チームだったのが幸いしましたね。