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★ 海に出る船は
ルシファーたちが海に出てメロウを探すとい
う話から始まった今回ですが、まず最初に考え
たのが、海に出る船はどんな種類の船なのか。
最初は漁船のイメージでしたが、それだと船
を操縦する人が必要なので、じゃあ人間の船長
を用意しようという事になりました。その場合、
ルシファーたちはいつ到着するかわからないの
で、連絡手段として携帯電話が必要だなと考え
ました。
でも、現代が舞台とはいえ、このメンバーが
携帯電話を所持してるのは無理があるだろうと。
じゃあ、公衆電話ならどうかとも考えましたが、
調べた限り、アイルランドでも皆無じゃないけ
ど、ほとんど見つからないと思っていい状態だ
とわかりました。
それに、どうせ嵐が起きて遭難する想定なの
で、人間の船長だと扱いに困るよなとも思い、
この線は却下。モーターボートも免許がいるの
で、結局、手漕ぎボートになったわけです。
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★ 常若の国はどこに?
常若の国は海底に沈んでいた!この作品の新
たな解釈のように見えますが、実は作者の勘違
いに対する苦肉の策でした。
竜宮城のイメージがあったのか、常若の国は
ずっと海底にあると思い込んでいて、そのつも
りで人魚や玉座の絵を描いてしまいました。
が、改めて調べたところ、常若の国は海の彼方
にあるとの事。細かい描写は参考文献によって
まちまちですが、少なくとも海底ではない。
とはいえ、今から絵を描き直すのも面倒なの
で、何とか海底にあるという設定にできないか
と考えた結果、今回の「沈んだ」説が出て来た
わけです。
ただ、「沈んだ」という事は、神々が復活した
暁には浮上させなければならないので、かえ
って面倒ごとが増えたような気がしなくもない
ですが。
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★ 生成AIについて(1)
実は今、生成AI関連の仕事をしてまして、そ
の関係で画像生成についての知見を得ました。
そこで、試しにルシファーの画像を使って、
生成AIに「このキャラクターが右腕を突き出し
ている画像を作って」と指示したところ、滅茶
苦茶カッコいい画像を作成されまして・・・(汗)
ルシファーの特徴は忠実に再現しつつ、アニ
メ化されたらきっとこんな感じなんだろうなと
いうタッチで描かれている。表情や服のしわな
んかも自然で、本来なら自分がこういう絵を描
きたかったというものが出来上がっている。
正直、これまでの絵を全部AIに描き直しても
らおうかなとも思いました。そうすれば、もっと
多くの人に見てもらえるのかなと。でも、それ
だと結局、自分はキャラクターデザインしかし
てない事になるので、創作屋としてそれでい
いのかとも。
ただ、全部を任せるのは無しとしても、何か
効率を上げるのに役立つはずだ。そこで思い
ついたのが、生成AIに絵の参考材料を作らせ
るという試みでした。
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★ 生成AIについて(2)
例えば、絵を描く際、参考になる画像を探す
のに結構時間を費やす事があります。描きたい
ポーズに近い写真を探したり、武具や衣装など
でイメージに合ったものを探し出したり。ここを
生成AIに任せたら良いのではないかと。
特に、アイルランド編では魔法の道具がいく
つか登場しますが、こういうのを一から創造す
る力は、残念ながら自分にはありません。そこ
で、生成AIとの共同制作第一弾として描いた
のが、今回の「真実の杯」でした。
まず、生成AIに以下の指示を出しました。
・「ケルトの魔法の杯」というテーマで、杯の
イラストを描いてください。
・杯の前で嘘をつくと割れるという設定なので、
割れる材質にしてください。
・また、イラストをトレースしたいので、シンプル
なデザインが好ましいです。
すると、いい感じの杯の絵を作ってくれたので、
これをコピーしてトレース。ここを人力でやる事
で「自分も書いている」感を満足させます。
さらに、陰の付け方に迷ったので、生成AIに
左斜め上から光を当てたバージョンを追加注文。
出来上がった画像を参考に色付けを行い、こう
して良い感じの「真実の杯」が完成しました。
これに味をしめて、ヌァダの銀の腕も同様に
描き直しています。前のは薄っぺらい手甲にし
見えなかったので。
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