★ 天使のデザイン

 四大天使以外の天使が久々に登場しました。
メタトロン以来でしょうか。なるべく他で使い古され
てない天使にしようと思い、英語の天使辞典を取り
寄せて、選んだ天使がナタナエル。「ナ」行も少な
かったですからね。
 ただ、悩んだのは見た目をどうするか。衣装につ
いては、昨年、訪れたブルガリアの修道院の壁画
からチョイスしたんですが、もともと四大天使のデザ
インがシンプルな事もあって、何となくこっちの方が
格上に見えてしまう気が・・・・
 とはいえ、四大天使とはデザインを変えたいし、
あれこれ悩んだ結果、天使は高位になればなるほ
ど、抽象的な存在になるとも聞いた事があるので、
それをシンプルになると解釈し、これはこれで良い
と思う事にしました。レベルが低いヤツほど、見た
目を着飾ろうとするという事で。

 
 

★ 神は霊か肉か

 今回、天使と神々を戦わせてふと思ったのが、
神々は肉体を持ってるのか否か。感覚的には神々
は霊的な存在だと思えるのですが、実際に神話を
読むと、血を流したりケガをしたり、明らかに肉体
を持ってるとしか思えない話が出てきます。
 一方、天使はというと、以前、ルシファーとウリエ
ルが戦った時に、「天使は霊的な存在だ」と書いた
記憶があるのですが、その割には肉体を持ったル
シファーの攻撃は効いているという。これ、作者的
にどういう解釈でやってたんだっけ?と、急に疑問
に思い始めまして。
 そこで、改めてこう解釈。天使や堕天使は霊的な
存在で、ルシファーや神々は霊的な部分と肉的な
部分を併せもった存在。そして、ルシファーや神々
の攻撃が霊的な存在にも通用するのは、お互いの
霊的な部分に作用し合っているから。
 うーん。なんか微妙ですが、まあ所詮はフィクシ
ョンですから。

★ 「聖」の反対は?

 ネルガルとナタナエルの戦いで、「聖」と「穢れ」
についての話が出てきましたが、これについても
触れておきます。
 そもそも「聖」の対義語を調べると、「俗」という
言葉が出てくるのですが、これは「聖」を宗教的
に特別なものと解釈した場合で、聖職者とそうで
ない者とを対比する時に使うものだと思われます。
 一方、「聖」には宗教的に「聖(きよ)らかな」と
いう意味もあり、その場合の対義語は「汚穢(お
わい)」「卑賤」となるようです。
 というわけで、「汚れ」と書くと「よごれ」とも読め
てしまってカッコ悪いので、今回は「穢れ(けがれ)」
という語を使う事にしました。
 ちなみに、対義語として「邪悪」とかも考えたの
ですが、「けがれ」と言われた方が個人的にカチン
と来る印象があったので、それも「穢れ」を選んだ
理由の一つです。ナタナエルは上から目線のちょ
っと嫌なヤツとして描きたかったので。