★ ルシファーへの違和感

 今回の「Scene6」ですが、当初はアスタロトと
のやり取りの中でルシファーが「気付き」を得て、
アスタロトに「ありがとな」と感謝する内容になっ
てました。そして、テミスにもう一度天秤で見てく
れと頼み、テミスは「見なくてもわかる。あなたは
もう大丈夫」みたいな事を言って、万事解決とい
う流れになってました。
 しかし、よくよく考えると、ルシファーってこんな
に簡単に自分の非を認めるヤツだったかなと。
仮に相手の言う事が正論だったとしても、素直に
受け入れるヤツではなかったんじゃないかなと。
これは作者が知っているルシファーではなく、こ
んな素直なルシファーで先に進めてしまうと、メ
キシコ編ではルシファーらしさが全く発揮されず
に終わってしまうのではないかと。
 というわけで、最終的には今回のような形に
なりました。冷静さを取り戻したのであれば、極
力強気でいられるのがルシファーの魅力だと作
者は思うのです。それがおそらく、第一部の第一
話から続く、ルシファーのキャラではないかと。

 
 

★ タイトル「塔(タワー)」について

 これに関連して、タイトルの「塔(タワー)」につ
いても一言。
 もともとは、「Scene6」のアスタロトとの衝突で、
ルシファーの理論武装が音を立てて崩れる様を
「塔の崩壊」として描く予定でした。そして、これ
とバビロンの塔の崩壊との二重の意味で「塔
(タワー)」にしたつもりでした。
 わざわざ「タワー」とカナを振ったのは、タロッ
トカードの「塔(タワー)」のカードに因んだから
です。タロットのタワーは「突然、築き上げたも
のが崩れる」状態が描かれてますが、これに
は「その結果として気付きを得られる」というプ
ラスの解釈もあるので、それをルシファーの心
境に当てはめようと考えてました。
 ただ、作者が崩れる塔の絵を描くのを面倒く
さがったのと、ルシファーの理論武装がそれほ
ど深刻なものでもないように思えたので、単純
にバビロンの塔の崩壊の意味でしかなくなった
感じです。まあ、他にいいタイトルも思いつかな
いので。

★ 天使と神々のパワーバランス

 巷の漫画やゲームでは、天使と異教の神々が
対等に戦ってたりもするのですが、この作品では
天使はあくまでも神より下位の存在として描いて
います。
 悪魔に墜とされたとはいえ、異教の神々はや
はり「神」ですから、ニュートラルな環境で戦った
ら、天使に勝ち目はありません。とはいえ、天使
たちが100対1ぐらいの数で神一人に立ち向か
っても、面白くはならないでしょう。
 そこで、天使と神が1対1で戦ってもバランス
が取れるように、こちらもいろいろと考えました。
 天使側のプラス要素としては、唯一神のいる
天界に近いほど、天使の力が増すというもの。
また、四大天使が揃うと、唯一神に匹敵するほ
どの強さになるという都合のいい設定。
 一方、神々のマイナス要素としては、人間た
ちの信仰が失われているため、パワーが弱まっ
ているという事。さらに、天界が奪われているた
め、自由に空を飛べないというのも地味に効い
てると言えるでしょう。
 ただ、この作品ではどちらかと言うと異教の神
々の方に肩入れしてるので、最終的には「やっ
ぱり神には敵わないよね」という展開になるか
と思います。

 
 

★ 天使たちの必殺技名

 必殺技名をクラシックの作曲家名に因むのは、神
話編になってからやめてしまったのですが、とりあえ
ず天使と堕天使については続ける事にしました。
という事で、まずはウリエルの新たな必殺技。

 ハイ・ドーン → ハイドン (Haydn)

楽勝っすね(笑)。英語的には「High Dawn」です。
続いて新キャラ、ナタナエルの必殺技。

 ファイア・クロップ → fire crop → crop fire
 → kropo fier → proko fiev → プロコフィエフ (Prokofiev)

強引すぎる・・・・(汗)。
同じく新キャラ、カマエルの必殺技は、

 ノーマネー・ブラフ → ノマニ・フラフ → フラフ・マニノ
 → ラフマニノフ (Rachmaninov)

ちなみにカマエルは剣を持った絵も準備してたんで
すが、使わずに終わってしまいました。右手の握り
に隙間があるのはその名残りです。
最後は大天使ミカエルの瞬殺技。

 フラッグ・エンド → flag end → flg aend → fg andel
 → gf andel → G.F.ヘンデル (G.F.Handel)