★ 太陽の船

 今回出てきた「太陽の船」のモデルは、エジプト
のクフ王のピラミッドの近くから発掘された木造船
です。現在は「太陽の船博物館」という所に展示さ
れていて、作者も実際に見ましたがかなりの大き
さの物でした。
 これを踏まえて、今回の太陽の船もピラミッドの
近くから出て来る設定にしたかったんですが、ピラ
ミッドの周りには実際は観光客が大勢いて、神々
がこれを掘り出してたら絶対に目立ちます。それ
じゃあリアリティに欠けるという事で(こういう作品
でリアリティを語る事自体ナンセンスですが)、や
や離れた位置から出土させる事にしました。そも
そも、こっちは「本物」の太陽の船なので、同じに
する必要もないかなと。
 また、その影響で遠景に描く事になったピラミッ
ドですが、これは自分が実際に撮った写真を材料
にしているため、影の向きが左側になっています。
基本的にこの作品は、人物も背景も左から光が
当たる想定で描いてるんですが、この写真を撮っ
たのは確かお昼頃だったので、単純に反転させ
てしまうと、実際にはあり得ない方向から日が当
たる絵になるのでそのままにしました。

 
 

★ 矛盾の嵐

 いまいちモチベーションが上がらないメキシコ編
ですが、今回、予定より更新が遅れたのは、多く
の矛盾に直面したのも原因です。
 毎回、言い訳みたいになるので詳細は省きます
が、頭を悩ませたのは「アステカ勢が天界を占拠
した後、天使たちが天界に戻れなくするにはどう
すればよいか?」「アメン・ラアにラアの力を使わ
せるにはどうすればよいか?」「トラロックがリリス
の魂を狙うのは何故か?」です。
 これらはメキシコ編を始めるにあたって、事前に
ちゃんと考えていたはずのものですが、実際に書
き始めてみると矛盾が見つかり、こう直すとこっち
が矛盾する、の繰り返しで、かなり悪戦苦闘しま
した。おそらく根本的な解決にはなってない気もし
ますが、読み流して矛盾を感じない程度ならそれ
で良しとしましょう。
 あと、矛盾ではないですが、思いつきのまま書
いてたら「詰んだ」のがミカエル戦です。「やばい!
クリムゾン・ガス無敵じゃん」みたいな。おかげで、
急遽、挿絵を追加するハメになりましたが、かなり
苦しい切り抜けでしたね。

★ カマエルが弱い

 前回から登場した天使カマエル。作者がインスパ
イアされたゲーム「女神〇生」では、確か赤い鎧を
身に着けた戦士っぽいビジュアルで、天使の辞典
にも「破壊の天使」だの「岩の上に乗ったヒョウの
姿で現れる」だの、かなり勇猛なイメージで描かれ
ています。
 実際、この作品でも天使の中ではかなり戦闘力
の高いキャラとして描く予定だったんですが、必殺
技の「ノーマネー・ブラフ」が微妙なせいで、結果的
にはかなり弱いキャラになってしまいました。クラシ
ックの作曲家から技名を作るのは、意外性がある
という利点もあるけど、逆にそれに縛られて飛躍で
きないという欠点もあるんですよね。
 ただ、このままだとカマエルファン(いるかわかり
ませんが)に申し訳ないので、いずれ埋め合わせ
はするつもりです。「○○が無いと見せかけて~」
には、剣だけでなく何でも入れられると思うので。