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★ 邪神?シペ・トテック
アステカの神話や宗教を調査していく中で、一番
気分が悪くなったのがこのシペ・トテック神の儀式
でした。捕虜の皮を剥いで、それが腐り落ちるまで
身に着けるとか、悪趣味もいいところでしょう。それ
に捕虜だけじゃなく、ある国王が娘の嫁ぎ先の国
に招待されたら、娘の皮を着た神官がいるのを見
て怒り狂ったみたいな話も読みました。こういうの
があると、さすがに侵略する側が「悪魔」呼ばわり
するのも最もだという気がしてきます。
ただ、このメキシコ編ではアステカを単純な「悪」
にはしたくなかったので、この厄介な神をどう扱え
ばよいか本当に頭を悩ませました。出さないとい
う選択肢もあったんですが、アステカではそこそこ
有名な神だし、それはそれで作者の負けのような
気もしまして。
結果、シペ・トテック自身はそういう儀式を求め
る邪神ではなく、あくまでも人間側が生み出した
ものにすぎないという話に落ち着きました。邪神
だったシペ・トテックが復活を機に改心したという
案もありましたが、さすがにそれだと素直すぎる
気もしたので。
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