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★ 全九話で終わるはずだった?
第五話を書いた辺りで、アステカ編は全九話で
終わる想定でした。その場合、ケツァルコアトルが
天使たちと契約し、ルシファーがリリスとアステカ
の2択を迫られるという点は同じで、ただトラルテ
クトリは登場せず、リリスを選択した場合はアステ
カの神々が自発的に眠りにつくという話になって
ました。
しかし、全九話だとオリエント編と同じだし、もと
もと「ケツァルコアトルが黒幕」というアイデアもあ
ったので、それなら最後にもうひと踏ん張りしよう
と一話付け足した次第です。
とはいえ、ここに来るまでにモチベーションも下
がり切っていて、最悪、今年中に書けばいいぐら
いに思ってたんですよね。で、気分転換に次の北
欧編の参考にしようと、某巨人もののアニメを見
始めたのですが、これが刺激になったのか、突然、
何かが降りてきたように創作意欲が湧き、久々に
一気に書き上げたという。
「こんな作品を自分も書きたい」と思ったのか、
それとも「自分だったらこう描く」と思ったのか定か
ではありませんが、たまには話題の作品に触れて
みるのもいいですね。
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★ 白き神の伝説
海の向こうから来た白人たちを、海の彼方に消
えたケツァルコアトルの再来と勘違いし、無防備に
受け入れてアステカが滅亡したという話。アステカ
の神話関連の本を読むと出て来る有名な話です。
この「ケツァルコアトル」が神なのか同名の王な
のかは諸説あって、国を出た理由も敵対勢力(テス
カトリポカまたは彼を信奉する勢力)に追いやられ
たという説が有力のようです。この作品では、神の
ケツァルコアトルが生贄の解釈の違いから仲間と
袂を分かち、マヤを経由してカリブ海に消えたとい
う設定にしてみました。
ケツァルコアトルは善神として描かれる事が多い
のですが、その善神は果たして今のキリスト教をど
う見るのか?それを彼の気持ちになり切って、大胆
な解釈で描いてみました。
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★ トラルテクトリの半身
今回、一番悩んだのがこれです。天界から連れ
出されたトラルテクトリが、テスカトリポカとケツァル
コアトルに体を二つに裂かれるという話なのです
が、これが上下に裂かれたのか、左右に裂かれた
のかがはっきりしないのです。
というのも、「片方が右手と左足、もう片方が左手
と右足をつかんでねじり上げ」と書かれてるんです
が、縦にねじるか横にねじるかで、どっちにも取れ
るんですよね。
で、大地になった方は「夜になると人間の心臓を
食べたいと叫ぶ」と書いてあるので、こっちは口が
ある方だとわかるのですが、左右に分かれたとし
ても、半分とはいえ口はあるっちゃあるし・・・・。
決め手となったのは、山や草木や泉が、髪や目
や肩などの上半身から造られている事でした。読
んだ限りでは足や膝から出来た物はなかったので、
だとすると体は横に裂かれ、天に持ち去られた方
が下半身に違いないと。
いや、当時のアステカの人たちに、どっちが正し
いのか聞いてみたいところです。
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★ 難!メキシコ編・完
きつかったなあ・・・・それが第一の感想です。
スタートダッシュこそ良かったものの、主人公の憔
悴に合わせて作者のモチベーションもどんどん下
がっていくという。
ただ、それもありますが、今回は大きなテーマを
扱おうとして、結局、作者の手に余ってしまったと
いうのが正直なところだと思います。実力以上の
事をやろうとして失敗したパターンですね。
メキシコ編で扱おうとしたのは、「キリスト教と多
神教」「大切な人間の死」という二つのテーマだっ
たのですが、これを一度にやろうとしたのがいけ
なかったのか、そもそも作者の力量が足りなかっ
たのか。いつもの如く、登場人物に言いたいだけ
言わせて、あとは読者の解釈に任せますというス
タンスですが、誰かの台詞の一つでも心に刺され
ば幸いです。
さて、次は北欧(神話)編になる予定ですが、こ
こからは最終章に向けて徐々に堕天使の話にシ
フトしていこうと思ってます。それを踏まえて前回
も伏線を張っておいたのですが、まだ漠然としか
考えてません。当分はキャラ絵や挿絵の直しをし
ながら、1年ほど休養しようかなと思ってます。
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