★ ハプニングを乗り越えて

 昨年末、突然PCが故障し、それまでの作品のデータが
全て消えてしまうというハプニングが発生。当然、このソ
ロモン編第三話のデータも失われてしまったわけですが、
Scene7まで書いていたものをもう一度書き直すというのは、
相当モチベーションが下がる出来事で、一時はもう続きを
書くのをやめようかと思いました。
 しかし、改めて新作に挑戦しようと思っても、なんかすっ
きりしないんですよね。ソロモン編で新たに登場したキャ
ラクターたちが、「オレたちこれで終わりかよ?」と訴え出
てくるようで。
 結局、一つのものをきっちり終わらせないと先へは進め
ない性格だと気付き、気合いと根性で「第三話」の復活を
試みました。話をがらりと変えようかとも思ったのですが、
基本的にはデータ消失前と同じストーリー展開になって
います。

 
 

★ プチリニューアルされた悪魔たち

 本編中のキャラクターの絵は透過GIF画像を使っていて、
これは前の第一話、二話でサーバー上にアップしていたの
で問題なかったのですが、元の画像データが消えてしまっ
たために、「キャラクター辞典」で使う画像が作れなくなって
しまいました。というのも、「キャラクター辞典」ではより画質
の良いJPG画像で書き出す事にしているので、GIF画像を
使い回すというのは、ポリシー違反になってしまうからです。
 まだ「キャラクター辞典」用のデータを作っていなかったの
は、プルソン、ヴェパール、キメジェス、バエルの4人。この
4人、もう一回描き直しなのか・・・・と途方に暮れていた時、
ふと昔買ったトレースボックスなるものが押し入れに眠って
いる事を思い出しました。
 これはトレースしたい絵の上に紙を乗せ、下からライトを
当ててなぞるという代物なんですが、これを使って元絵に
限りなく近い画像データを作る方法を思いつきました。
 まずは、上記4人のGIF画像をプリントアウトし、次にその
絵をトレースして線画を作成。それをスキャナで取り込み、
あとは同じように色を塗るだけ。というわけで、上記の4人
に関しては、本編中の絵も含めて全てが作り直した絵に
変わってます。もう元がないので比べようがありませんが。
 ただ、作者にはわかるんですが、やはり最初に鉛筆で
ガリガリ描いた線に比べると、トレースしただけの線は明
らかに面白みがないんですよね。それだけが心残りです。

★ ハプニングから生まれた男

 データ消失前と後でストーリーにほとんど差異はないと
言いましたが、唯一の違いは、江田園牧夫という新キャラ
クターの登場でしょう。このキャラクター、消失前のシナリ
オには存在していませんでした。
 実は以前から、神や悪魔の解釈や諸説について、当の
本人たちがそれを語るのに違和感を感じていたんです。
そもそも、こういうのって人間側の勝手な解釈ですからね。
 そこで、人間サイドの知識人が欲しいなと思っていたと
ころ、今回のハプニングがあったという事で、これを機に
新たに登場させる事にしました。見た目は某映画の某俳
優を参考にしています。
 このキャラクターが今後、愛すべきキャラクターになって
くれれば、「転んでもタダでは起きなかった」という話にな
るんですけどね。