★ 赤子の運命を左右する者

 今回のリリスの赤子の運命にまつわる話ですが、これ
も例の如く様々な説がありました。「産んだ子供が毎日
死んでいく」という罰に耐えられず、リリスは海に身を投
げて自殺してしまうなんていう話も。
 そもそも、リリスにこの罰を伝えに来たのはガブリエル
ではなく、三人の天使だったそうです。彼らはリリスに赤
子の運命を左右する力を与えるんですが、人間側もこの
三人の天使の名前を書いた護符を赤ん坊に握らせてい
れば、リリスの影響を防ぐ事が出来たとか。
 しかし、この物語では、そんなマイナーな天使たちを出
すよりも、大天使でも遣わした方が面白いだろうという事
で、急遽、ガブリエルにご足労いただきました。
 そのおかげで、敵同士だったリリスとガブリエルが急接
近し、気付いたら助けに行っちゃうわけですからね。絡ま
せてみたら、意外と相性が良かったこの二人。
 ただ、ガブリエルは「真面目な女の子」という設定で作
ったはずなんですが、単独でソロモンの所に乗り込むは、
ダンテに愚痴を言いにやって来るは・・・・・・どうしてこう
ハメを外すんですかねえ、作者の描く女性キャラは。(汗)

 
 

★ ソロモン編もクライマックス

 当初は全十話を予定していたソロモン編ですが、意外
とコンパクトに話がまとまってしまったため、このまま進
めば全八話で終わりそうです。まあ、六芒星も半数にな
ってしまったし、何よりもソロモン王を早く楽にしてあげ
たくて。(笑)
 最初はインパクトのあった「十の災い」計画も、何となく
尻すぼみになってしまった感がありますが、リアリティを
追及すると、かえってこういう話はつまらなくなったりもす
るので、まあこれはこれで致し方なしとしましょう。
 さて、既に作者の中では第三部が動き出しつつあるの
ですが、そこでは相手が天使や堕天使ではなく、神話の
神々になっていくので、「今のうちにリリスの見せ場を」と
思って作ったのが今回の話でした。しかし、ガブリエル
の登場で彼女に全部持って行かれてしまったのではな
いかとちょっと心配しています。リリス、ごめん・・・・